よくある症状
しびれ・脱力感
しびれには、大きく分けて2つのパターンがあります。
- 手や足に力が入りにくくなる運動麻痺
- 長く正座した後のようにジンジンする異常な感覚
運動麻痺だけのこともあれば、感覚の異常だけのこともあります。また、両方が同時に起こることもあります。
しびれの原因は、脳や脊椎、末梢神経、内科的な病気などさまざまですが、当院では、しびれの原因が「脳から」であるかどうかを確認し、「脳からくるしびれ」に関する治療を行います。
頭痛
頭痛はごくありふれた症状ですが、日常生活に影響が出るくらいつらい症状になることもあります。
頭痛を起こす病気は、たくさんあります。普通の頭痛だと思っていたのに、実は怖い病気が隠れていたということもあります。
必ず一度は、頭痛専門医の診察を受けて、自分の頭痛の原因となる病気を診断してもらうことが大切です。
当院では、日本頭痛学会の頭痛専門医が、片頭痛などの発作予防や治療を行う「頭痛外来」を行っています。
長引く頭痛・ひどい頭痛でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
もの忘れ
もの忘れには「加齢による正常範囲のもの忘れ」と、「認知症や他の病気によるもの忘れ」があり、早期診断が重要です。
当院の医師は、日本認知症学会の認知症専門医です。
治療が必要なもの忘れかどうか、診察やMRIを使った画像診断などから適切に診断いたします。
めまい
「めまい」というと、「ぐるぐる回るめまい(回転性のめまい)」を思い浮かべると思いますが、「頭がふわふわする」や「体が宙に浮いたような感じ」も、めまいの一種です。
めまいの種類が違うのは、めまいを起こしている原因が違うためです。
めまいは大きく3つに分類することができます。
1つ目が「脳からくるめまい」、2つ目が「耳からくるめまい」、3つ目が「内科的要因からくるめまい」です。
その中でも「脳からくるめまい」には、脳梗塞や脳出血の初期症状として起こる場合があり、危険な病気を手遅れになる前に適切に診断する必要があります。
特に、寝ても起きてもめまいがある、他の症状もあるという場合は、脳が原因の可能性があります。
当院では、めまいの原因が「脳から」であるか、他の原因からであるかどうかを診断いたします。
頭のケガ
頭部を強くぶつけてしまった時の診断・治療をいたします。
頭のケガで重要なのは、受傷直後の状態です。
意識を失っていたり、眠ってしまったり、嘔吐してしまう場合は、重篤な状態のことがありますので、救急車を呼んで総合病院の救急外来で診察を受けてください。
それほどまでではない場合も、次の症状があるようであれば、頭に中で出血しているかもしれませんので、早めに受診をしてください。
- 頭の痛みが激しい
- 顔色が悪い
- 吐き気がある
- ひきつけ(痙攣)を起こした
- 部活動やスポーツ中に頭を打って、短時間でも意識を失った
過去に頭を打ったことがある
軽く頭を打っただけだと思っていたのに、1~2ヶ月後に頭痛、認知症、歩行障害、片側の手足のしびれや脱力がみられることがあります。
この場合は、遅れてじわじわと脳の表面に血がたまっている慢性硬膜下血腫かもしれません。
MRIですぐ診断ができます。
局所麻酔による手術で治りますので、近隣の総合病院へすみやかにご紹介いたします。