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頭痛外来

頭痛専門医による頭痛治療を行います

頭痛はよくある症状ですが、市販薬ですぐに改善するものから命に関わるものまで、その原因はさまざまです。命に関わる頭痛のサインを見逃さないことも大切ですが、なかなか治らない頭痛に悩まされるのもつらいですね。

かわぐち脳神経クリニックの院長は、日本頭痛学会が認定する頭痛専門医です。
頭痛外来では、「慢性頭痛」と言われる、重大な病気につながるわけではないけれど、日常的でつらい頭痛の治療を行っています。

たかが頭痛だから…と市販薬で我慢されている方もいらっしゃいますが、飲み続けているとだんだん薬が効かなくなり、頭痛が悪化してしまう「薬物使用過多による頭痛」というものになってしまうこともあります。

頭痛でお悩みの方は、一度、頭痛専門医にご相談ください。

頭痛の種類と症状

慢性頭痛には、大きく分けて「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3タイプがあります。
それぞれ特徴的な症状があり、的確に診断・治療すると、症状が改善します。

  緊張型頭痛 片頭痛 群発頭痛
痛みの性状 締め付けられる、重い痛み 脈を打つような痛み 目の奥がえぐられる痛み
痛む場所 頭の両側、または全体 頭の片側 片側の目の奥
動くと痛いか 変わらない 悪くなる じっとしていられない
頭痛以外の症状 首や肩の凝り、吐き気 光や音が気になる、嘔吐 涙、目の充血、鼻水、鼻閉
頭痛の前ぶれ なし ギザギザした光が見える、視野の一部がかける なし
頭痛の誘因 目の疲れ、長時間同じ姿勢、精神的ストレス 月経、寝不足、寝すぎ、人混み、ほっとした時 アルコール
頭痛の頻度 1ヶ月に15日未満、またはほとんど毎日 週2回から1ヶ月程度 1~2ヶ月間、ほぼ毎日

典型的なタイプに当てはまることもあれば、2種類以上併発することもありますし、そもそも頭痛には300以上の種類があるので、全く当てはまらないこともあります。

つらいと感じたら、それが受診のサインです。無理をせず、頭痛外来を受診して適切な治療をしましょう。

痛み止め(鎮痛薬)ではなく、片頭痛の予防治療を!

今まで頭痛、特に片頭痛は、対症療法(痛くなったら鎮痛薬を飲む)しかありませんでした。

しかし、予防薬で片頭痛が起こらないようにすることができるようになりました。
当院では、片頭痛の予防治療を積極的に取り入れています。

このような方におすすめです。

  • 月に2回以上、頭痛が起きる方
  • 頭痛発作が強く、頻度は高くなくても日常生活に支障が出ている
  • 鎮痛薬があまり効かない方

頭痛の予防療法は、頭痛の発作が起こりにくくなるように、予防薬を毎日服用します。
予防療法で、頭痛発作の回数が減ったり、発作時の痛みの程度が軽くなったりします。
頭痛が起こらなくなっても、しばらくは毎日飲んでいただく必要があります。

予防薬で頭痛発作の回数や程度が軽くなり、効果がみられれば、6~12ヶ月後には、予防薬を中止することができます。再発する場合もありますが、予防薬を再開して対応します。

片頭痛の回数や程度を抑えるようにしていけば、片頭痛が悪化することを防ぐことができて、女性の場合は、閉経の時期になりますと、自然に片頭痛が軽快していきます。

注射で予防する片頭痛

2021年に承認された新しい片頭痛治療薬(エムガルティ、アジョビ、アイモビーグ)の処方を行っております。

このお薬は飲み薬ではなく注射タイプです。
4週間に1回もしくは、12週間に1回クリニックで注射をします。

片頭痛の回数を減らしたり、起きたときの痛みや強さを最小限に抑えます。

飲み薬の予防薬が効かずにつらい思いをされている方は、どうぞご相談ください。

頭痛外来受診の流れ

  1. 予約

    まずはお電話にてご予約ください。

  2. 頭痛外来問診票に記載

    頭痛が起きる状況を把握するために、専用の問診票に記入していただきます。
    頭痛は自覚症状が主なもので、他人がみたり、検査をしたりしてもわかりません。
    自分の表現で構いませんので、できるだけ感じたとおりにお伝えください。

  3. 診察

    問診票を元に、現在の頭痛の状態について、さらに詳しい問診を行います。
    また血圧など、頭痛を悪化させる要因を確認します。


  4. 検査

    必要に応じてMRI検査など画像検査を行い、怖い頭痛の有無を確認します。
    また、採血を行うこともあります。

  5. 内服薬の処方・お薬の飲み方指導

    あなたにあったお薬を処方し、適切な飲み方をお伝えします。

  6. 経過観察

    数ヶ月に1回通院していただき、頭痛の状態を確認します。

参考サイト

頭痛に関係するかもしれない病気の検査ができます

血管年齢測定(血圧脈波測定検査)

動脈硬化が進んでいると、頭痛の原因になることがあります。
手足の血圧を測定することで、血管の硬さやつまり具合を測り、動脈硬化の進行度を調べることができます。
所要時間は5~10分で、痛みもなく、当院ですぐに測定できます。